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P.モーツァルトのお料理教室・レシピ3

美しい金、銀のカゴ

タイトルは豪華、でも本物の金、銀を使うのじゃありません。
それじゃ、ご予算もかかります。これは食べることのできるカゴなんですね。
前のページのお料理写真の右下の、この写真では分りにくいですが、デザートの 上に乗っているアメで編んだ美しいドームのカゴです。
見た目には、とっても難しそうに見えますが、5回ぐらい練習すれば、「あっ と、驚くタメゴロウ(古いですねぇ)」ですね!わたしに出来るぐらいですか ら、皆さんも自信を持ってチャレンジしてください。

じゃ、始めましょう。

まず小鍋に、グラニュー糖を適当な量入れてください。そしてグラニュー糖がつ かるぐらい水を足して、ここがまる秘ですが、レモン汁を数滴入れます。
レモン汁に含まれるビタミンCは、砂糖が再結晶するのを防いでくれるのです。
これを入れなければ、いったん溶けてアメになったかに見える砂糖も、何が起っ たのか、訳の分らないうちに、カルメラ焼きのごとくまた再結晶して、魔法のよ うに元の砂糖に戻ってしまうでしょう。これは一万回やっても同じです。悲劇 !
で、無事砂糖が溶けて沸いてくれば、始め大きなあぶくが、だんだん細かいあぶ くに変わってきます。ここからは目を皿のようにして、決して鍋から目を離して はいけません。勝負は、あっという間についてしまうからです。やがて、透明な アメにうっすらと黄色みがついてきます。ここからは事を急ぎます。鍋の中が 真っ黒になるのは、あっという間だからです。
色止めをしなければなりません。色止めの方法はいくつかありますが、鍋ごと冷 水に浸けて、アメの温度を下げるのも一つの方法です。ここで透明に近ければ銀 のカゴですし、金のカゴにしたければ少し黄色みを強くします。
砂糖が無事アメに昇天しましたら、半球型のレードルとフォークとはさみを用意 します。本当は小鍋ごと温められるヒーターがあると良いのですが、無ければア メがさめて堅くなれば、またまたガス火で温めてください。
フォークの先にアメを付けて、先から糸のように垂れていくアメを片手のレード ルを少しずつ動かしながら受けていきます。
垂れていくアメの糸でレース編みの模様を描いていく感じです。お好きな、また は独創的な、はたまた芸術的な遊びをしてください。
ただ、お分かりだと思いますが、アメの線と線がくっついてないとダメですよ。 レードルの縁からはみ出たアメは、はさみでチョッキンです。
最後に、レードルの縁をアメで一週、ふんどしを締めて終わりです。
ハアァ〜、模範演技は一分で済みますが、書いて説明するには足りない文才! でも、見事金銀の籠は出来上がり、中の小鳥はどんなものでも?、見た目は超美 味なるものに変身するでしょう。周りから拍手、喝采の嵐です。
チャレンジしてみてください。

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