大庭 みな子 / 作家、芥川賞選考委員![]() 『モーツァルトの金星触』で、「モーツァルトで変な人に会えるのが楽しみ」と書いてくださったが、変な人は誰なの?(皆さまもたぶん入ってますからご安心を?)愛しい変な人たち。満月の美しい秋、深夜に富士の五合目、月の女神の神殿にご案内した。後日書かれたエッセイには、同じ場を体験しながら、明恵上人から、川端康成まで入っていてビックリした。教養、素養の鍛錬が、いかに必要か痛感させられた。それは心に、力強く自由に羽ばたく羽を与えることなんですね。 >> 『モーツァルトの金星蝕』 |